お気楽狸の徒然記録【2010.10~2013.4】

by ぽん。

プレイバックその4(2004 新婚時代編・復刻版)

『ぽんぽこぶろぐ』が始まるまでのエピソードを中心に振り返ってきたプレイバックシリーズも、
『その4』まで来てしまいました。
多分これで最後になるかな。

最終回は、2004年の結婚当初を振り返ります。




2004年。
年明けから『事』は急に、猛スピードで進み始めました。

それは『結婚』という人生の一大事。
中山君とは19歳から約10年の付き合い。

その間色々あったし、このまま私たちはもう結婚もしないのかもしれないなーと漠然と思ってたところ、
6月の結婚式に向けていろんなことが急激に進んでいくことになったのでした。
あの頃は周りの状況に少々戸惑いつつ、日々を送っていたような。

そんな中でもGWには四国ボルダーツアーを敢行。
旅の前半は、2人して謎の腹痛に悩まされたりもしたけれど・・・

日ノ御子、奥吉野と回り、立川渓谷で関東へと引っ越したファイ田も合流。
翌日は、当時生岩コンペで発表されたばかりの鳴滝にも行きました。

そこで和歌山から来たという超個性的な男性2人に会いました。
一人は金髪ロン毛でメガネ、もう一人はいかにも重たそうなドレッドヘアをしていました。

関西の方なら一人は誰だかわかりますよね(笑)。
もう一人のドレッドの兄ちゃんは、見た目怖そうだったけど、
とても気のいい人で、仕事は大工をしてるとのこと。

中山君が『今度結婚して家を建てるんやけど、プライベートウォールとか作れたりする?』
と半ば冗談半分で彼に言ってみたところ、『ああ、ええよ』との返事。
まだこの時点では名前すら知らない間柄なのに、どエライ約束を取り付けてしまったのでした。

今考えると不思議な出会いだったなーと。
私たちにとっては、渡りに船的な有難い出会いだったけど・・・。


初めての鳴滝にて。『しまじろう』1級にトライ。
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GWが終わり、6月の結婚式まではあっという間。
最初は式自体挙げなくてもいいやって思っていましたが、
今はやってよかったなーと思います。

披露宴はせずに、両家族のみのアットホームな式でした。
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そもそも6月に式を挙げたのはジューンブライド狙い?とよく言われましたが・・・
実はそんなシャレオツなものを狙ったわけではなく、
8月のお盆にまとまった休みをもらって新婚旅行に行く為なのでした。

その新婚旅行は・・・
普通は海外のリゾート地や観光地でしょう。

私たちはというと・・・
中山君たっての希望で、北アルプス7日間縦走合宿でした(笑)。

最初『本気か?!』と思いましたが、彼は本気でした。
プランを聞いて、確かに行ってみたい気はするけど、体持つのかなーって感じの内容で。

まあざっくり言うと、富山県から入山し、最後は長野県に下山するというもの。
ざっくりし過ぎか(笑)。

もうちょっと詳しく言うと、黒部のトロッコで終点の欅平まで行き、祖母谷から登り始め、
ひたすら7日間縦走し、最後は湯俣温泉を経て高瀬ダムに出てくるというものでした。

初日に登った清水尾根は人気のないルートのようで、人とほとんど会わず。
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稜線上に登り詰めてからは、ひたすらガンダーラへの道のような縦走路を行く。
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不帰瞼などの危険な岩場も通過。1日11時間くらい行動してた日もありました。
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奥黒部ヒュッテのテン場にテント設営後、東沢谷前にあったボルダーで戯れる中山君。
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7日間も山に居ればもちろん天気の悪い日も。雨の中、気の立った猿に追いかけられたりもして・・・
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読売新道を登った日は、稜線上は台風並みの爆風雨!
このまま稜線上を歩いていたら飛ばされて滑落してしまうかも・・・と死の危険を感じ、急遽ルート変更。
温泉沢を下り、高天原へ。

高天原といえばやはり温泉。
死ぬ思いで下った後の温泉は本当に極楽でした。
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この新婚合宿の締めは、前年出来なかった硫黄沢への下降だったのですが、
それも悪天候の為諦めざるを得なくなり、結局双六小屋を経て新穂高温泉に下山。
後であの悪天候は台風の余波であったことがわかったので、まあ仕方なしといったところ。

最後がちょっと残念ではありましたが、7日間北アルプスの山々を歩き通せたことに凄く充実感を抱きつつ、
この新婚合宿は終了したのでした。
下山後の体は見事なくらいボロボロでしたけどね・・・。

で、やはりどうしても天候に阻まれて辿り着けない硫黄沢の源泉探索に未練がある私たちは、
湯俣温泉からピストンで硫黄沢を訪れる計画を9月の連休に立てました。

この山行には、私たちの温泉探索行を取材したいと連絡をくださった中日新聞のIさんも同行されることに。
しかしどうも私たちが硫黄沢に行こうとすると天気が・・・
往きは微妙な曇り空の下、湯俣川を遡行。


天然記念物の湯俣の噴泉塔。ここから更に沢を遡ります。
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3度目の正直でやっと硫黄沢の源泉に辿り着くことが出来ました。
硫黄沢の象徴と言われる『白い滝』にてIさんと。Iさんも山岳会に所属されている山屋さんです。
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源泉は至るところから湧いていました。適温の場所にて入湯。
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一通り源泉探索し、後は翌日に来た道を戻っていく予定でしたが、
夕方から雨が降り始め、明くる朝は見事に川増水・・・。

昨日楽々渡渉出来た箇所も渡渉不可。
仕方なくエスケープルートとして、今は廃路に等しい伊藤新道を詰め上がることにしたのでした。
しかし、そうすると車の回収が・・・とか色々問題が発生することはわかっていたのですが、
いろんな絡みで仕方なく・・・。

またもトホホな最後でしたが、ようやく硫黄沢の源泉探索が出来たので満足することが出来ました。
その後も毎年のように夏になると北アルプスには登ってきましたが、
今考えるとこれが最後の源泉探索の山旅になったのでした。


秋には新居も完成し、私も大阪から引越しして、ようやく中山君との同居生活開始。
そして、週末は1階部分のプライベートウォールの施工も開始。
鳴滝で出会ったドレッドのY口君が毎週のように和歌山から来て壁を作ってくれました。

今見ると壁のコンパネキレイだなぁ。今は使い込んでかなり黒くなっちゃいました。
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Y口君の来れない週末は岩場にも出かけたりして。
この頃は備中の羽山に通い始めました。


『発情期』をトライする私。RPはしたものの、苦い思い出のルートです。。。
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そして、なぜか年の暮れに石川・野々市のV10で行われたジャパンツアー最終戦に出ることになってしまい・・・

ジムには通えなくなったので、家の壁でひたすら長モノやったり、クリップの練習したりしたものの、
アイソレーションで『私なんでこんなデカイ大会にエントリーしちゃってるの?』と半泣きになってました(笑)。


オブザべで頭真っ白になり、固まる私。周りはそうそうたる面子・・・アキさんもいます!
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登らせ設定だったのか、オブザべが全く出来なかった割には意外と高い所まで登らせてもらえました。
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もちろん予選通過はならなかったのですが、日本のトップクライマーと同じルートを登ることが出来、
改めてその凄さを体感出来たことは本当によかったと思っています。

まあコンペにはこの先もずっと変わらず苦手意識を持ち続けていくのですが、
自分を成長させるツールとして出来る限り参加をしていこうとこのとき思い始めたのでした。

こんな感じで新婚の1年は過ぎていき・・・
後は『ぽんぽこぶろぐ①』に繋がっていきます。

プレイバックシリーズと称して大急ぎで『ぽんぽこぶろぐ』以前のエピソードを振り返っていきましたが、
書き切れなかったエピソードもたくさんあり、考えると本当に色々楽しく遊んでこれたんだなぁと改めて思います。

社会人でありながらこれだけ充実した週末を送ってこれたのは、
いつも一緒に居てくれた中山君、そして素晴らしい仲間のおかげです。
本当に心から感謝しています。

これからは、今まで自分たちが楽しんできたことをまた家族で楽しめるようになるといいなと。
まだまだ先のことにはなりそうですが、これからも一日一日人生を楽しみつつ過ごしていきたいと思います。

今まで『ぽんぽこぶろぐ』を読んでくださった皆様、
長らくのご愛読、本当にありがとうございました。
またどこかでお会いすることがありましたら、どうぞよろしくお願い致します。



お詫び:復刻版前の『プレイバックその4』にコメントをくださっていたお二方、
     記事を削除してしまい、本当に申し訳ありませんでした。

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by ponchika | 2013-04-26 23:49 | プレイバックシリーズ